ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンクC&S)とMCJ、ホロラボの3社は、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)の各分野における業務提携に合意したことを発表した
ソフトバンクC&Sとホロラボは、3D CADやBIMデータを、マイクロソフトが提供する「Microsoft HoloLens」や「Windows Mixed Reality デバイス」(以下、MRデバイス)などで活用できるように、クラウド経由で自動変換するソリューション「AR CAD Cloud」の共同開発を進めてきた。両社は今回の提携により、主に土木・製造・建設業界に向けた販売体制を整え、デバイスやソリューション、周辺サービスの導入提案を促進するとともに、導入に当たって技術的なサポートやアドバイスを行うとしている。
また、ソフトバンクC&SとMCJは、それぞれホロラボと資本提携することにより、ホロラボのソリューション開発を資金面で支援するという。そして、MCJとホロラボは、それぞれハードウエアとAR/VR/MR分野におけるノウハウを、今後の両社の事業展開に相互利用していく。そのほか、MCJは、ホロラボにハイスペックなパソコンなどの製品提供を行い、ホロラボの開発環境の向上を支援していくとしている。
なお、AR CAD Cloudは、マイクロソフトが提供する「Microsoft Azure」をベースにしたクラウドソリューションで、3D CAD/BIMデータをMRデバイスなどに向けて自動変換し、これまで2Dの図面で行っていた確認作業を原寸大の3Dモデルで行える。そのため、作業工数の削減や、より具体的な説明などが可能となる。詳細は、ソフトバンク C&Sの「AR CAD Cloud」詳細ページにて参照できる。
また、AR CAD Cloudは、8月31日にグランドニッコー東京 台場(東京都港区)にて開催される「Autodesk University Japan 2018」に出展され、実際に体験することができる。