Googleは7月24日(米国時間)、米国サンフランシスコで開催しているイベント「Google Cloud Next '18」において、AIに関連したサービスの新製品や機能拡張を発表した。
今年1月に発表された機械学習モデルを簡単に構築できるサービス「Cloud AutoML」については、同サービスの第1弾として発表済みの画像認識向けサービス「AutoML Vision」のベータ版が発表された。これまでアルファ版として提供されていた。
加えて、自然言語向けの「AutoML Natural Language」、翻訳向けの「AutoML Translation」がベータ版として新たに公開された。
「AutoML Natural Language」は、REST API を介して機械学習モデルを提供することで、テキストの構造と意味を解析できるようにする。このAPI を用いれば、ドキュメント、ニュース記事、ブログ記事に含まれる人、場所、イベントなどに関する情報を抽出できるようになる。
料金は、「エンティティ分析」「感情分析」「構文解析」「エンティティ感情分析」「コンテンツの分類」ごとに設定されている。
「AutoML Translation」では、翻訳元および翻訳先言語を対でアップロードして機械学習モデルに学習させることにより、独自のカスタム翻訳モデルを構築する。同サービスの料金は、送信された文字数(1,000,000 文字単位)に基づき、「テキスト翻訳」および「言語の検出」について設定されている。