リスクモンスターは7月20日、第6回「金持ち企業ランキング」の調査結果を発表した。同ランキングは、決算書の記載に基づき算出したNetCashを比較したもの。

今回、第1位になったのは「信越化学工業」(NetCash 8389億円)だった。これに、「任天堂」が第2位(同7445億円)、「SUBARU」が第3位(同6791億円)が続いている。上位の常連のファナックは、今回は第4位だった。

前回との比較においては、ソニーの大幅ランクアップ(2,753位→17位)が目立つという。同社は近年の好調な業績推移によって営業キャッシュフローを増加させたことに加え、一部事業を他社に売却したことにより多額のCashを獲得したことでランクインしたと考えられるとのことだ。

位20社にランクインしている業種は、輸送用機械器具製造業が最多の4社(SUBARU、三菱自動車工業、スズキ、シマノ)を占めている。それ以外の製造業が11社(信越化学工業、任天堂、ファナック、SMC、キーエンス、京セラ、富士フイルムホールディングス、三菱電機、ローム、ソニー、小糸製作所)ランクインしており、上位20社のうち15社が製造業となっている。前回に続きその割合は高く、製造業においてCashが潤沢であることがうかがえる結果となった。

  • 第6回「金持ち企業ランキング」ベスト100 資料:リスクモンスター

  • 第6回「金持ち企業ランキング」上位20社前回Net Cash比較 資料:リスクモンスター