パナソニックとパナソニック システムソリューションズ ジャパン、東京電力パワーグリッド(東電PG)、東電タウンプランニングは、6月29日から、神奈川県藤沢市と協力し、街の活性化や回遊性の向上を目的に取り組む「サンパレットにぎわい創出社会実験」において、東電PGが所有する歩道上の配電地上機器を活用したデジタルサイネージによる情報発信を開始すると発表した。

  • 藤沢駅前の「にぎわい創出実験」におけるストリートサイネージ設置イメージ

実証実験は、6月29日から2019年3月までの間、サンパレットに設置されている2台の配電地上機器(電柱に設置した変圧器や開閉器を地上のボックスに納めた電気設備)のうち、1台の上部にストリートサイネージを設置し、市のイベント情報や観光情報を発信。残る1台では、設置と撤去が簡単にできるカバー型のサイネージ装置を使った情報発信の実験も予定しているという。

今回の実証実験において、パナソニックはストリートサイネージの実証機の設置に加え、藤沢市の行政情報の発信、運営を行い、東電PGは配電地上機器からの電源供給に加え、機器本体へのラッピングによる表示を行う。また、共同で本情報発信の効果や、配信システムの検証なども行う。

さらに、本実証実験を通じて、配電地上機器の立地を活かした情報発信の有用性や実現性について検証し、2020年の東京オリンピックに向け、求められている街中での情報配信にストリートサイネージを活用していく検討を進めていくという。