サイバーエージェントの連結子会社で動画広告に特化した広告代理事業を行うCyberBullは6月5日、資生堂ジャパンと共同で、テレビCMと動画広告の最適な広告接触回数に関する検証を実施したことを発表した。

これは、広告主企業がマス広告とデジタル広告の統合管理をしやすい環境構築を目指し、生活者の認知を効率的に高めるためのテレビCMと動画広告の最適な広告接触回数を検証したもの。

CyberBullは調査機関と連携し、テレビCMの放送翌日に生活者の広告接触状況および認知率を集計し、調査結果をもとに認知の低いエリアに動画広告を配信する運用体制を構築。これにより、テレビCM放送期間中にリアルタイムでブランドリフトの最適化を図りつつ、マス広告およびデジタル広告との媒体横断時における最適な広告接触回数を可視化したという。

  • テレビCMと動画広告の最適な広告接触回数に関する検証イメージ

具体的には、2017年12月に資生堂ジャパンの3ブランドにおける検証を実施した結果、認知を効率的に向上させるために必要な広告接触回数には一定の傾向があることが判明。今後も検証を重ねることにより、ブランド広告におけるマス広告とデジタル広告の統合マーケティング管理の精度向上を目指していく考えだ。