アドバンスト・メディアは、同社のAI音声認識活用の議事録作成支援システムが東京都港区役所に採用、5月より本格運用を開始していることを発表した。
採用された「AmiVoice 議事録作成支援システム」は話した内容をリアルタイムにテキスト化することで議事録作成の負担軽減やコスト削減を図るシステム。音声認識のベンチャー企業として1997年に設立した同社は、一貫して音声認識関連に取り組み独自の音響モデルやAIを活用したソリューションを提供している。5日、同社は同システムが東京都港区役所に採用され5月より本格運用を開始したことを発表した。
専門用語や慣習など一般に語彙は業界や属性により随分と異なるものだが、各分野での音声認識実績を重ねる同社は120以上の自治体への導入実績があり、精度の高い音声認識が期待できる。「AmiVoice 議事録作成支援システム」は会議開催中に音声認識からテキストへとリアルタイムに議事録作成が可能で文字起こしや速記など担当者の負担を大きく軽減できる。
正確さが求められる役所の議事録では、文書作成にも時間がかかる。時間の短縮やコスト減など効果も期待できる。また、Webサイトや紙を使った広報活動が必要な区役所では、正確な議事録データをもとに編集したテキストが住民との充実したコミュニケーションを実現する手段としても活かせるため、その利用価値も高くなる。