Microsoftは5月30日(米国時間)、「Announcing .NET Core 2.1|.NET Blog」において、.NET Coreの最新版となる「.NET Core 2.1」の公開を伝えた。「ASP.NET Core 2.1」および「Entity Framework Core 2.1」も同日公開されている。

このバージョンではパフォーマンスの向上が図られているほか、NuGetパッケージ機能、Span型、いくつもの新API(暗号化機能、圧縮機能、Windows互換機能など)などが導入されている。

.NET Core 2.1は次のページからダウンロードできる。

.NET Core 2.1のサポートプラットフォームは次のとおり。

  • Windows Client 7
  • Windows Client 8.1
  • Windows Client 10 (1607以降のバージョン)
  • Windows Server 2008 R2 SP1以降のバージョン
  • macOS 10.12以降のバージョン
  • RHEL 6以降のバージョン
  • Fedora 26以降のバージョン
  • Ubuntu 14.04以降のバージョン
  • Debian 8以降のバージョン
  • SLES 12以降のバージョン
  • openSUSE 42.3以降のバージョン
  • Alpine 3.7以降のバージョン

サポートしているアーキテクチャは次のとおり。

  • x64(Windows、macOS、Linux)
  • x86(Windows)
  • ARM32(Ubuntu 18.04以降のバージョン、Debian 9以降のバージョン)
  • 改善されたビルド時間 - 資料: Microsoft_Corporation提供

    改善されたビルド時間 - 資料: Microsoft_Corporation提供

.NET Core 2.1は長期サポートバージョン(LTS; Long-Term Support)版という位置づけにあり、今後3年間にわたってサポートの提供が予定されている。Microsoftは長いサポート期間や向上したパフォーマンス、導入された数々の新機能などの恩恵を受けるためにも、.NET Core開発者に対して.NET Core 2.1へ移行することを推奨している。