エムティーアイは5月30日、グループ会社のAutomagiと共同で、AIを活用した領収書読み取りアプリ「FEEDER(フィーダー)」を開発し、提供開始すると発表した。
「FEEDER」は、業務効率化により企業の働き方改革に貢献するツールとして開発されたもので、ユーザーがスマートフォンやタブレットで撮影した領収書の画像をアップロードすると、画像認識や機械学習機能により経費精算レポートを自動生成できるアプリ。作成したレポートはコンカーが運用するクラウド型経費精算・管理システム「Concur Expense」に連携させることができる。
日付や金額など精算時に必要な項目が記載されている箇所を事前に設定する必要はなく、テキストデータとして読み取りと記述内容の総合判断を行うため、書式が異なる領収書でも識別が可能。さらに、処理している領収書が、どの勘定科目に該当するのかもAIが判定する。画像からの識字率は1文字単位で約99%、データ項目単位(複数の文字)の認識でも約90%の精度だという。