NTTデータは5月14日、米Alteryx(アルタリクス)とReferral Partner(紹介パートナー)契約を4月25日に締結したと発表した。これを受け、セルフサービスデータ分析ソリューションである「Alteryx」の紹介パートナーとして、2018年度末までに10件以上の導入を目指す。
企業におけるデータの利用価値は年々高まっているおり、特に業務部門では顧客ニーズや市場のトレンドをリアルタイムで把握するために迅速なデータ分析が求めているほか、セルフサービスBIツールの台頭などにより、業務部門のエンドユーザー自身がビジネスデータを利用・分析する業務シーンが拡大しているという。
一方で「多様なデータを掛け合わせて分析するためにデータのクレンジングや編集に多くの手間や時間がかかる」「機械学習・データマイニングを利用して新しい発見をしたいが、スキルを持った人材(データサイエンティスト)が不足している」といった課題があると指摘している。
Alteryxはデータサイエンティストのみならず、ビジネスデータを取り扱うエンドユーザーに向けた分析プラットフォームを提供する。データ分析においてコードを書く必要はなく、分析プロセスを直感的なユーザーインタフェースで作成し、実行できるとしている。
今回の紹介パートナー契約により、NTTデータは同社のデータ利用に関連するソリューション導入実績及びその導入方法論と、Alteryxのユーザーインタフェースのユーザビリティーと200を超えるという機能バリエーションを組み合わせることで、データ準備・統合の煩雑さやデータサイエンティストの不足などの課題を解決し、データ分析の高速化・高度化を実現するという。
これにより、主に製造業、流通業、サービス業のユーザー企業におけるデータ活用支援およびデジタル化を推進していく考えだ。