ウイルスや不正アプリによる怪しい症状
次に、ウイルスや不正アプリの影響による怪しい症状として、「高額な請求書が届いた」「ランサムウェアに感染した」「カメラが勝手に起動する」「データ通信量が以上に増えた」「スマートフォンが発熱する、壊れる」が挙げられている。
例えば、不正アプリでは、スマートフォンの各種機能を利用できる許可を取得することがある。これにより、攻撃者は遠隔地からスマートフォンのカメラを勝手に起動して、写真や動画を撮影して、送信させることも可能になる。
また、攻撃者は不正アプリを経由して、スマートフォンからデータを盗み出したり、動画などを送信したりするT前、データ通信量が異常に増えるという。通話発信やテキストメッセージの送信を大量に行うケースもあるという。
これまで、不正アプリは主に情報を盗むためや別の攻撃の踏み台として利用されていたが、最近は、仮想通貨のマイニングを不正に行うケースが増えている。最近確認されたスマートフォン向けの不正なマイニングツールでは、CPUの処理能力を100%利用できたという。もし、100%で処理が行われたら、CPUが異常に発熱し、スマートフォンが物理的に破壊される可能性がある。
このように、ウイルスや不正アプリによって、Androidスマートフォンは「金銭的被害」「プライバシーの侵害」「端末が利用できなくなる」といった被害を受けるおそれがある。
Androidスマートフォンにおける8つの安全対策
以上、紹介したように、Androidスマートフォンはさまざまな脅威にさらされているが、ブログでは、Androidスマートフォンを安全に利用するための対策として、次の8つを紹介している。
- アプリは公式のアプリストアから入手する
- :「Google Play」でも開発者などの情報を確認する
- アプリの許可設定を確認する
- 「便利アプリ」に注意する
- ウイルス対策ソフトをインストールする
- OSをアップデートする
- 無料Wi-Fiを利用する時に注意する
- データをバックアップしておく