楽天は、楽天グループの研究開発機関「楽天技術研究所」に健康をテーマにした新たなラボとなる「楽天技術研究所 遺伝子ラボ」(Rakuten Institute of Technology Gene Laboratory)を5月1日より開設する。
人類史上類を見ない、とも評される超高齢化社会を迎える日本では特に"健康"に対する課題がさらに多くなっていくことが予想される。「楽天技術研究所 遺伝子ラボ」は、このような健康を課題としたソリューション開発を目的に、遺伝子解析・検査会社のジェネシスヘルスケア社との共同で遺伝子データ分析を通じた新しいマーケティングの研究を行う。
ジェネシスヘルスケア社は、民間向けの検査キット「GeneLife」や遺伝子解析サービスの提供を通じた遺伝情報データベースを保有しており、遺伝子解析と同分野における研究実績を持つ企業で、AIやマーケティングなどグループ内で先端技術の研究を行う楽天技術研究所と共同で、医療費問題や健康意識の向上などへの課題解決を目的に研究を行う。
同社では、一人一人に適したサービスや健康管理アドバイス、個々のユーザーの適したソリューション開発を通して、社会にセルフメディケーションの概念を浸透させ、医療費削減や国民の健康意識向上に貢献したいとしている。また、データの取り扱いに関しては、個人情報保護法ほか遺伝子情報の取り扱いに関する各省庁のガイドライン等に準拠した管理体制のもとで、データ保有者からの同意を取得するなど厳格な運用を行うことも述べている。