IoT機器メーカーのハタプロは4月24日、同社が開発したマーケティング支援AIロボット「ZUKKU(ズック)」と自動販売機を融合させ、"街中に新たな発見や体験を提供する次世代コミュニケーションデバイス事業"を開始することを発表した。
ZUKKUは、AIが搭載された手のひらサイズのフクロウ型ロボット。人物認識センサーや通信機能が搭載されているので、セキュアな形でカメラでとらえた人の属性情報を可視化したり、タブレットなどのディスプレイと連携して広告動画を配信したりすることが可能だ。
今回開発されたAIロボット自動販売機は、自動販売機の中にZUKKUを搭載することで、人を呼び込みながら、時間・場所・性別・年代などに合わせて、雑談や会話のきっかけとなるコンテンツを提供。その場にいる人たちのコミュニケーションを促進させるという。
また、利用者に合わせた商品をレコメンドすることで購買行動にどのような影響を与えるかという実証を、飲料メーカーとともに実施していく。実証実験の場所は、JR水道橋駅から東京ドームシティへの入り口付近。4月27日の15時から設置される。