小田急エージェンシーと電算システムは2月19日、新宿駅西口のコンコースで電算システムのクラウド型デジタルサイネージ「StratosMedia(ストラタスメディア)」を利用した実証実験を開始すると発表した。
StratosMediaは天候が雨の時は傘の広告、雪の時には温かい飲み物を表示するといった、時間や場所に合せた臨機対応なコンテンツ作成とリアルタイム広告配信が可能なジオターゲティングシステム。今回の実験では、新宿駅西口の柱の1面に実験用ディスプレイを設置し、新宿の位置情報と天候をもとに、広告表示内容を切り替えることによる効果測定と、YouTubeの再生機能を検証する。
実験を踏まえ、小田急エージェンシーでは、時間帯で切り替えるだけではないデータドリヴン型広告の採用を目指し、さまざまな情報を「きっかけ」としてコンテンツ内容を変化させ、広告主がその時・場所で本当に発信したい広告、さらにはその変化を駅利用者が楽しめるような広告とは何かを検証。将来的には「年齢」や「性別」などのプロファイルからオーディエンスターゲティングの配信実験なども見据えているという。
実施期間は2018年2月19日~3月18日。