AIロボットの企画開発などを行うハタプロ・ロボティクスとICT基盤の統合/仮想化などを手がけるエス・アンド・アイは1月30日、IBM Watsonと連携する、手のひらサイズのAIロボット「ZUKKU(ズック)」とIoT型アドテクノロジーサービスの自然な会話による自動応対を組み合わせたソリューションの提供を2018年2月より開始することを発表した。

「ZUKKU」は、性別や年齢、表情などを認識し、相手や時間帯に適した情報や広告を多言語で配信できる、身長わずか10cmのAIロボ。今回、WatsonとZUKKUの連携ではWatson Conversationを採用し、ユーザーの日常的な話し言葉での問いかけに対し、小型ロボットを通じた音声による対話形式での回答、および画面による視覚情報提供を可能とすることで、社内外のサービスカウンターや、受付窓口、KIOSK端末としてなど、さまざまなシーンにおいて利便性の高い自動応対を実現する。

  • フクロウ型AIロボが受付窓口でも使える

    サービスのイメージ

エス・アンド・アイは、「ZUKKU」、「Watson Conversation API」、さらにAI活用の要と言える「学習データ」を利用用途に応じたインテグレーションと共にワンストップで企業や公的機関に提供する。これにより、利用者の意図や問い合わせ内容の文脈を正確に理解した上で、担う業務に最適化された回答や情報提供を実行することが可能となるという。