ヤマトフィナンシャルは、ECサイトをこれから始めたい通販事業者などに向けたカート・決済・配送支援機能が一体となるカートサービス「らくうるカート」を29日より提供する。

「らくうるカート」<a href="https://www.yamatofinancial.jp/cart/" target="_blank">公式ページ</a>

「らくうるカート」公式ページ

1986年設立以来、決済サービスを30年以上にわたり提供する同社は、ヤマトグループの一員として法人や実店舗を持つ個人事業主に対してニーズにあった決済方法を提供している。今月16日には、クレジットカード情報を持たない「タブレット決済サービス」や「IVR決済サービス」をクレジットカード取引におけるセキュリティ対策の一環として発表している。

新たに発表した「らくうるカート」は、コンテンツ管理(CMS)機能や受注管理機能、会員マイページ機能、商品管理などショッピングカート機能、クレジット決済やコンビニエンス後払い決済などの決済機能に加え、ヤマトグループ各社が提供する「送り状発行システム B2 クラウド」、「受取場所選択サービス」の各APIと接続するカート・決済・配送支援が一体となるサービスとして提供されるものだ。ECサイトの運営に必要なカート機能、決済機能に加え配送支援機能もワンストップで提供することでネットショップの運営が効率的に行えるようになる。

  • カートの概要(同社資料より)

    カートの概要同社資料より

プランははじめて立ち上げる事業者向けのライトプラン(初期導入費税別3,000円 / 基本料税別3,600円/年、利用手数料/受注金額の1%)と本格経営をはじめている通販事業者向けのレギュラープラン(初期導入費用税別5,000円*6月までのキャンペーン期間中は税別3,000円/ 基本料税別36,000円/年、利用手数料無料)の2つのプランを用意する。

同社では、サービス提供の背景としてECで商品が増える機会が増加するなか、アフターサービスの充実度で購入を決定する傾向の高まりを指摘。新規立ち上げなど少人数で行わなければならない状況下では、コンテンツ制作やサイト管理に商品の梱包や発送などに追われ、CS(Customer Satisfaction)に充分に取り組めないという状況改善のためにEC事業者が"らく"に運営できるプラットフォームの提供を開始したことを背景として明かしている。