米Amazon.comがシアトル市内 (米ワシントン州)に設けたレジのないコンビニエンスストア「Amazon Go」の一般向け提供を1月22日に開始する。営業時間は午前7時〜午後9時 (月〜金)。2016年12月に発表してから、これまで同社はAmazon社員のみが利用できるベータプログラムで提供し、2017年前半の一般向けオープンを目指していたが、ベータテストが長引いていた。

Amazon Goは、店内の広さが1,800平方フィート、牛乳やパン、チーズ、調味料、菓子類といった基本的な食料品、店内の調理場で作られる総菜、レシピの材料をまとめた調理キットなどを扱う小規模なグローサリーストアだ。利用客は、入店時にAmazon Goアプリをスキャンして入る。店内で棚から取った商品をそのまま持って店を出ると、商品は自動的に精算され、買い物客のAmazonアカウントに料金が請求される。キャッチフレーズは「No lines. No checkout. (行列なし、レジでのやり取り不要)」。店内には様々なセンサーが設置されており、ディープラーニングを用いたシステムによって、店内での商品の状態や利用者の行動を正確にトラッキングする。