資料: BitScope Designs提供

資料: BitScope Designs提供

Top500に2017年11月29日(ドイツ時間)に掲載された記事「LANL Turns to Raspberry Pi for Supercomputing Solution|TOP500 Supercomputer Sites」が、Respberry Piを使ったスーパーコンピュータが開発されたと伝えた。ロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Lab; LANL)がRaspberry Piを使った750ノードのテストベッドを設置したとしている。

開発されたこのスーパーコンピュータはロスアラモス国立研究所のプロダクションシステムで動作するアプリケーションを開発するためのソフトウェア・デベロップメント・プラットフォーム。同研究所のGary Grider氏は運用システムと開発システムで同じハードウェアを調達する必要性はないことに気がつき、Raspberry Piをベースとした並列システムを開発システムとして開発したとしている。開発期間は3カ月以内だったとのこと。

このシステムの開発にかかった費用に関しては明らかにされていないが、同様の並列システムを開発する場合と比べると廉価にあがったものと見られる。また、性能に関しては、高価なハードウェアを利用したスーパーコンピュータに及ぶものではないとしている。