Drupalプロジェクトは10月4日(米国時間)、「Drupal 8.4.0 is now available|Drupal.org」において、Drupalの最新版となる「Drupal 8.4.0」の公開を伝えた。Drupal 8.4.0はDrupal 8系の安定版リリースとしてマイルストーンと位置づけられており、主要モジュールを含めていくつかのモジュールの安定化が進められたバージョンとされている。
なお、Drupalの管理にDrushを使っている場合は、Drupalをアップデートする前にDrushをDrush 8.1.12またはこれよりも新しいバージョンへアップデートする必要がある。Drush 8.1.11またはこれよりも古いバージョンを使った状態でDrupal 8.4.0へのアップグレードを実施すると失敗すると説明がある。
Drupal 8.4系は今後もバグと脆弱性の修正が提供される。次のバグ修正リリース(8.4.1)は11月1日が予定されている。Drupal 7系は8.4系と同様にフルサポートが提供されている。なお、Drupal 7系から8.4系にアップグレードする場合、特に多言語サイトにおいてはアップグレード中にエラーが発生するなど問題が発生する可能性があるとされており注意が必要。Drupal 6系はすでにサポートが終了しており、早期にDrupal 8系に移行することが望まれている。