Mozillaは9月26日(米国時間)、「Start Your Engines – Firefox Quantum Lands in Beta, Developer Edition - The Mozilla Blog」において、エンジンを新しく開発し高速化したFirefoxのベータ版を公開したと伝えた。バージョンとしてはFirefox 57となるが、同社はこの名称ではこのバージョンの変化の大きさを伝えることが難しいとして「Firefox Quantum」と呼んでいる。
昨年10月、MozillaはServoリサーチプロジェクトの技術を活用した次世代エンジンなどを開発する取り組み「Project Quantum」を発表。以来、同チームはFirefoxの高速化に取り組んできた。すでにいくつかの技術はこれまでのバージョンに取り込まれてリリースされているが、次のリリースとなるバージョンはこうした取り組みのマイルストーンとなる。
記事には、よく使われるサイトをFirefox QuantumとGoogle Chromeで開いた場合の比較動画が掲載されており、得手不得手はあるもののGoogle Chromeと同等のレベルでの表示が実現していることがわかる。Firefoxは今後のリリースでもさらに速度の向上が期待される。