米国マカフィーは9月19日(現地時間)、毎年発表している「インターネット検索で最もリスクの高い有名人(McAfee Most Dangerous Celebrities)」の2017年版の結果を発表した。

「インターネット検索で最もリスクが高い」とは、検索対象として人気が高い有名人であることを意味する。同社は、McAfeeWebAdvisorのサイト レーティング機能を使い、Google、Bing、Yahoo!上で有名人の名前と悪意のあるWebサイトに誘導される可能性がある検索ワードを検索し、危険なWebサイトの数を確認。それを基に、リスクの高いWebサイトの合計数を検索結果数で割り、有名人ごとに総合的なリスクの割合を計算した。

その結果、2017年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人」の第1位はミュージシャンのアヴリル・ラヴィーンとなった。彼女は全世界で4,000万枚以上のアルバムを売り上げ、カナダで歴代2位の売上を誇る女性ミュージシャンで、インターネット検索で最もリスクの高い有名人調査で第1位を獲得した初の女性ミュージシャンとなった。

例えば、「Avril Lavigne + free mp3」と検索すると、約22%の割合で悪意のあるWebサイトに誘導されるという。

これまでの調査では、ミュージシャン、俳優、テレビ司会者などがトップ10にランクインしていたが、今年の調査では、ミュージシャンが上位10位を独占した。

「インターネット検索で最もリスクの高い有名人(McAfee Most Dangerous Celebrities)」トップ10

順位 有名人 リスクの割合
1 アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne) 14.51%
2 ブルーノ・マーズ(Bruno Mars) 13.43%
3 カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen) 13.19%
4 ゼイン・マリク(Zayn Malik) 13.06%
5 セリーヌ・ディオン(Celine Dion) 12.92%
6 カルヴィン・ハリス(Calvin Harris) 12.48%
7 ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber) 12.33%
8 ディディ(ショーン・コムズ)(Diddy / Sean Combs) 12.32%
9 ケイティ・ペリー(Katy Perry) 12.25%
10 ビヨンセ(Beyonce)(「Beyonce」で検索) 12.09%