EC関連のサービスを提供しているBASEは9月4日、Eコマースプラットフォーム「BASE」にて、実店舗や催事などの対面販売でQRコード決済が提供できる「QRコード決済App」を同日より店舗向けに提供開始することを発表した。

QRコードは2次元バーコードとも呼ばれ、購入者は専用アプリにあらかじめクレジットカード情報を登録しておくと、商品のQRコードをスマートフォンで読み取るだけで代金の支払いができる。

「QRコード決済App」は、「BASE」でネットショップを運営されている店舗が対面で商品を販売する際に購入者にキャッシュレスな決済を提供する機能で、1つのQRコードですべての商品に対応できる「店舗QRコード」と、店舗で販売したい商品を選んで商品ごとに発行できる「商品QRコード」の2通りの使い方ができる。

「店舗QRコード」は、店舗にひもづいたQRコードを出力することができ、QRコードを読み取り後、購入者自身が金額を入力する決済方法。金額が変動するアイテムの販売に向いているという。催事中に急遽、商品の値引きをすることがあっても、臨機応変にQRコードによる決済で商品を販売できる。

また、「商品QRコード」は、店舗が事前に設定した商品情報にひもづいたQRコードを出力することが可能で、商品名や値段が確定しているアイテムの販売に向いているとしている。

導入費用は無料。手数料は決済代金の2.9%だが、「QRコード決済応援キャンペーン」として2017年12月末まで無料となっている。また、申し込みの先着1000名に「PAY ID」の加盟店であることを明示できる販促アイテムなどのBASEオリジナル「QRコード決済スタートキット」をプレゼントする。