NTTレゾナントは7月31日、AI型ECサイト内検索ソリューション「goo Search Solution」が朝日新聞社の提供するニュースサイト「朝日新聞デジタル」「withnews」「法と経済のジャーナル」「WEBRONZA」「WEB新書」に導入されたことを発表した。
今回導入したAI型ECサイト内検索ソリューション「goo Search Solution」は、サービス提供者に代わってユーザーの検索キーワードデータから自動的に表記ゆれ辞書を生成し、検索キーワードを拡張させることで0件Hitを防止するというもの。検索結果の一覧からユーザーがどの商品をクリックしたか、購入に至ったかなどのユーザー行動ログをエンジンが自己学習して表示順位の並び替えを自動で行うことで、ユーザーに最適な商品を提示することもできるという。
朝日新聞の各ニュースサイトでは、毎日数多くの記事が掲載・蓄積されていくため、最新の記事がトップページに表示されている時間は一定時間に限定され、見たい記事を読むためには検索機能を利用する必要があった。また、従来は検索キーワードを正確に打ち込まなければ検索結果が表示されず、新着順に検索結果順位が表示されるので、ユーザーの見たい記事が埋もれる課題があったという。
今回「goo Search Solution」を導入したことで、朝日新聞の提供サイトでも、ユーザーが探している多くの記事を検索結果に表示させることができるようなるという。検索結果順位についても新着順だけでなく、閲覧数や記事とのマッチ度など、さまざまな要素を用いておすすめ順で表示する仕組みを取り入れる予定だ。その結果として、同社ではユーザーが記事を見過ごす機会損失を低減できると想定している。