NHNテコラスは7月27日、複数のインスタンスを固定料金で利用できる定額型パブリッククラウドサービス「CloudGarage」を提供開始すると発表した。
同サービスのコンセプトは、「開発エンジニアの好奇心やアイディアをカタチにする」こと。
あらかじめ定義されたコンピュータプログラムやデータ構造などを、メインメモリ上に展開して処理・実行できる状態にしたものをインスタンスというが、IaaS型パブリッククラウドサービス「CloudGarage」は、複数のインスタンスを使用してローカルネットワークを構築することができる。
一定数までのインスタンス利用権をまとめて購入する契約形態であるため、インスタンスを追加するたびに課金されることはない。追加料金を気にせずにインスタンスを何度でも構築・削除・コピーできるので、これまでより柔軟に開発環境や本番環境を構築することができるという。
価格は1480円~(インスタンス数3(メモリ1GB/CPU1コア/SSD50GBの場合)。グローバルIPアドレスは1インスタンスあたり1つが無料、イメージバックアップはISOイメージとあわせて最大10個無料。インスタンスはすべてSSDを採用し、ロードバランサーやDNSなどを無料で提供する。
なお、同サービスのコンセプトを支援する一環として、同社は開発エンジニアを支援する制度「Dev Assist Program(デブ アシスト プログラム)」を新設し、ウェブサービス開発者、開発コミュニティ、スタートアップ企業などを対象に、「CloudGarage」の無償提供を開始する。