アライドテレシスは7月26日、ギガビットイーサネット・スマートPoE+スイッチ「AT-GS950/10PS」、およびアカデミック製品の出荷を8月2日から開始すると発表した。価格はいずれも税別で、AT-GS950/10PSが6万4800円、AT-GS950/10PS-Z1が6万7100円、AT-GS950/10PS-Z5が7万4600円、AT-GS950/10PS-T5アカデミックが5万8400円。

「AT-GS950/10PS」の外観(最上部の筐体)

AT-GS950/10PSは、10/100/1000BASE-Tポートを8ポート、SFPスロットと10/100/1000BASE-Tのコンボポートを2ポート装備したギガビットイーサネット・スマートPoE+スイッチ。

主な特徴として「Webマネージメントによる簡単設定」「ループガード」「多彩なVLAN」「IEEE 802.1X認証機能対応」「PoE+(IEEE 802.3at)対応」の5点を挙げている。

Webマネージメントによる簡単設定ではWeb GUIを実装し、Webブラウザーを利用した保守・管理を可能とし、ポートミラーリング、VLAN、ファームウェアアップデート、設定ファイルアップデートなど、さまざまな設定ができるという。

ループガードに関しては、接続ミスなどで発生するネットワークのループを検出し、ポートをディセーブルにするループガードに対応。LDF検出をサポートしており、特殊フレームの送受信によりループを検出し、ループ収束後は自動的に通信を復旧させるという。

多彩なVLANについては、IEEE 802.1Q準拠のタグVLANとポートベースVLANをサポートするほか、マルチプルVLANにも対応しているため、セキュリティを必要とするネットワークに適している。

IEEE 802.1X認証機能対応では、認証モードとしてSingle Host/Multiple Hostに対応し、LANにおけるユーザー認証が可能となっていることに加え、認証方式はMD5/TLS/TTLSをサポート。また、付加機能としてIEEE 802.1XダイナミックVLANをサポートし、強力かつ柔軟なユーザー認証環境の構築が可能だという。

PoE+対応に関しては、AT-GS950/10PSは1ポートあたり30W、装置全体として75Wまで給電可能なため、PoE+対応無線LANアクセスポイントやネットワークカメラなど、さまざまなPoE+受電機器が接続を可能としている。