アライドテレシスは6月29日、無線LAN / 有線LANを統合管理するユニファイド・ネットワークマネージメント・ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」をリリースした。リリースに伴い同社のホームページからのソフトウェアのダウンロードサービスを同日から開始するとともに、新製品の各種ライセンスの出荷を7月4日より開始する。
新製品の主な特徴として同社は「統合」「簡単」「管理」「拡張」の4点を挙げている。統合では、ネットワーク統合管理ソリューション「AMF (Allied Telesis Management Framework)」に対応するスイッチやルータ/UTMのトポロジー管理と、自律型無線LANソリューション「AWC (Autonomous Wave Control)」の無線LANコントローラーに対応。
簡単についてはシンプルなGUIを採用し、AMFで構成されたネットワークのマップを自動生成。不慣れなエンジニアでも容易にネットワークを管理できるほか、視覚的な管理により設定工数の削減を可能としている。
管理に関しては、AMFトポロジーマップ上のアイコン表示でデバイスの異常を視覚的に特定できる。無線LANアクセスポイントの管理は設置エリアごとにマップを作成して監視するなどの機能を備えるほか、共通の設定情報をテンプレート化し、複数の無線LANアクセスポイントに適用できるため、導入や運用時の変更にかかる工数の削減を可能としている。
さらに、自律型無線LANソリューションAWC(Autonomous Wave Control)に対応しているため、管理対象の無線LANアクセスポイント周囲の電波出力、チャンネルを常に認識し、最適化することで無線LANの運用コストを低減が図れる。
拡張は、プラグインシステムと呼ばれる機能拡張機構を備え、従来の管理ソフトウェア運用管理の課題となっていたサーバーやソフトウェアが乱立する課題を解決するとしている。プラグインシステムは、拡張機能の実装時に専用の作り込みが省略でき、ユーザーへの早期の提供を可能にするという。
価格は、いずれも税別でAT-VST-BASE-1Y(AT-Vista Manager EX基本パッケージ1年)が25万円、AT-VST-BASE-6Y(AT-Vista Manager EX 基本パッケージ6年)が75万円、AT-VST-WL-1Y(AT-Vista Manager EX無線LANコントローラーライセンス1年)が1万5000円、AT-VST-WL-6Y(AT-Vista Manager EX無線LANコントローラーライセンス6年)が5万円。