エルテスとインソースは6月13日、ネット炎上の原因にも繋がる従業員の不適切投稿の防止および、ネット炎上が発生した際の危機管理対応を行うリスクマネージャーの育成を目的に、ソーシャルリスク研修サービスを提供すると発表した。
近年ネット炎上の件数は年々増加傾向にあり、企業にとっても無視できない企業リスクとなっている。特に企業の従業員によるソーシャルメディア上での不適切な投稿によるネット炎上は依然として高水準で発生しており、その対策は急務となっている。また、実際にネット炎上が発生した際に、社内で初動対応することのできる担当者が不足していることから、深刻な事業リスクへと発展してしまう事案が増加しているという。
同業務提携では、エルテスの持つネット炎上を中心としたソーシャルリスクに関するノウハウと、インソースの研修ノウハウを掛け合わせることで、企業向けに研修サービスを提供する。具体的には、新入社員などを対象としたSNS研修、広報やコンプライアンス、危機管理担当者向けのソーシャルリスクが発生したときの危機対応研修などを座学形式で提供する。
また、インソースの提供するクラウド型eラーニングシステムへのエルテスの持つソーシャルリスクコンテンツの提供を予定している。さらに、エルテスの「WEBリスクモニタリング」および「検索エンジン評判対策」をインソースを通じて販売することを発表。同社は今後、マーケティング・販売活動を連携して行うとしている。
提供価格(税込)は、1人(1ID)につき月額567円。研修については、インソースに要問い合わせとなる。