Mozillaは5月5日(米国時間)、「Announcing WebVR on Mac via Firefox Nightly|Mozilla Hacks|the Web developer blog」において、macOS向けのFirefox開発版(Firefox Nightly)においてWebVRのサポートが追加されたと発表した。Mozillaは先週、Windows版のFirefox 55においてWebVRをサポートしたと発表。今回の発表で開発版ながらもmacOS版でもWebVRのサポートが実現されたことになる。
記事では、Mozilla Hacksの読者の20%以上がmacOSユーザであること、Mozilla Developer NetworksにアクセスするWebデベロッパーの4分の1がmacOSを使っているとコメントしている。今回、macOSにおけるWebVRが実現されたことはより多くの開発者がWebVRを使った開発ができるようになることを意味していると説明している。
Net Applicationsの報告によれば、2017年5月におけるデスクトップ・オペレーティングシステムとしてのMacのシェアは6.36%。一方、同月のWindowsのシェアは91.64%であり、大きな開きが生じている。しかし、Webデベロッパーの多くがMacを好んで使用する傾向があり、Macのサポートを進めることはデベロッパーの側面から見ると高い効果が期待できる。