サイバーソリューションズは6月5日、標的型攻撃対策に有効なメール無害化ソリューション「CyberMail-ST(サイバーメール-エスティー)」が、プロットが提供するファイル無害化エンジン「Fast Sanitizer(ファスト サニタイザー)」と連携すると発表した。

連携ソリューション 機能概要

昨今、ランサムウェア、標的型攻撃、サイバー攻撃の進化とそれによる被害に拡大している。従来の「パターンマッチング」に依存するセキュリティ対策は限界にきているとともに、企業保護するために必要かつ適切なセキュリティ対策が求められている。今回、プロットが提供する「Fast Sanitizer」と連携し、添付ファイル内に悪意を仕込みやすい「マクロ領域」の除去や、PDFファイル内に仕込まれたJavaScript、画像ファイル内のメタデータなどの領域を全て自動的に無害化の上、メールに再添付することにより、標的型攻撃による情報漏えいを防ぐという。

同連携ソリューションでは、添付されたファイルは、Fast Sanitizerにて無害化処理を行い、無害化済ファイルを再添付。その後、全件メールをCyberMail-STにて無害化処理を行い、イントラネットセグメントに転送する。

今回の連携により、セキュリティとユーザーの利便性のバランスを保ったインターネット分離を実現し、メール経由の脅威やリスクの排除ができ、企業の情報保全の強化およびメール関連業務の負担を軽減への貢献を目指していく。今後は、両社のパートナーを通じて展開していき、各分野への標的型攻撃提案を推進していくという。

提供形態と価格(税別)は、オンプレミス型が20万円、クラウド型が20万円。なお、両形態ともにアカウント数分のCyberMail-STライセンスが必要となる。