。Microsoftはすでに開発者向けに提供しているUbuntuもそう遠くない時期にWindows Storeに登場させるとしており、こうした取り組みの一環としてFedoraとopenSUSEも提供する取り組みが進められたものとみられる。
fossBytesに5月11日(米国時間)に掲載された記事「Fedora And openSUSE Coming In Windows Subsystem For Linux」が、FedoraおよびopenSUSEが近いうちにWindows Storeに登場するだろうと伝えた。この計画は、米国で開催された開発者向けカンファレンス「Build 2017」で明らかにされたもの。
Microsoftは同様に、「Build 2017」で開発者向けに提供しているUbuntuもそう遠くない時期にWindows Storeに登場させることを発表しており、こうした取り組みの一環としてFedoraとopenSUSEも提供することになったと見られる。
2016年にWindows 10に追加されたWindows Subsystem for Linuxは、LinuxバイナリをWindowsカーネルで動作するようにするための互換レイヤなどを提供するもので、その機能は特定のディストリビューションに限定されるものではないとされている。MicrosoftはCanonicalと協業したことでUbuntuの提供を開始していたが、ほかのディストリビューションベンダも実験的に自身のディストリビューションがWindows Subsystem for Linuxで実行できることを伝えていた。
Windows StoreにUbuntu、Fedora、openSUSEが登場した場合、Windows 10ユーザーはWindows上でUbuntu、Fedora、openSUSEを簡単に利用できるようになる。Net Applicationsの発表によれば、2017年4月におけるデスクトップOSとしてのWindows 10のシェアは26.28%、Linuxのシェアは2.09%とされている。Windows Store経由でインストールできるようになれば、こうしたディストリビューションの利用が現在よりも手軽に実施できるようになるものとみられる。