IBM Watsonを使った人工知能導入支援やCMSの導入・運用支援などのソリューションを展開するアイアクトは、コグニティブ・コンピューティングを活用し自然言語による検索を可能にしたファイル検索サービス「Cogmo Search」(コグモ・サーチ)の提供を13日より開始した。
「Cogmo Search」公式サイト |
同社は、Webサイト構築・運営やコンサルティングを提供する企業で人工知能・コグニティブソリューションやIoTシステム開発など先端テクノロジー開発も行っている。2月には、日本アイ・ビー・エムが提供するIBM Watsonエコシステムプログラムのパートナーとなっており、会話ロボット製作などWatson関連プロジェクトで培ったコグニティブ・コンピューティングのノウハウを活かす。
「Cogmo Search」は、「IBM Watson日本語版」のAPI 「Retrieve & Rank」を利用してCogmo Searchの機能を実現している。特徴の一つが検索順位の学習機能。「IBM Watson」の学習機能を利用し、検索のされ方を学習することにより、検索目的に合わせた検索結果を出力するというもの。見出しや単語量の多さといった従来の構造的な重要度ではなく、検索意図に沿った順序を学習し、提供する。また、単語レベルのキーワードの検索だけではなく、自然文検索による検索やこれまでは重要度を設定しづらかったWordやPDFなどファイル内に記載されている文章も学習させ目的に沿った検索結果を実現していく。
なおサービスの導入は、ライセンス50万円。初期設定費用10万円から、月額費用も10万円からとなる。