さくらインターネットは4月6日、アストロ数理ホールディングスと協業し、大規模売上データを瞬時に処理する高速分析サービスである「さくらのセールスアナリシス powered by アストロ数理ホールディングス」を提供開始した。
新サービスは、店舗やPOSからリアルタイムで集計するレシートなどの売上情報を、オンメモリ・データベースで高速に分析するというBI(ビジネス・インテリジェンス)サービス。
レシートの明細の1行分を1レコードとし、1億レコードを約1秒で解析処理することが可能な分析基盤により、従来は時間を要していた分析処理時間を削減し、経営戦略や新たな販促施策の検討など、業績向上のための業務に時間を充てることが可能としている。店舗別・商品別の販売実績や、顧客層別の販売実績など重要な販売戦略の決定に必要なデータのレポーティングができるという。
分析エンジンには、アストロ数理が開発した純国産のオンメモリ・データベース・システム「Core Saver」を採用。新サービスは同システムを基盤に売上分析に特化したものであり、より詳細なデータ分析や独自の顧客管理や基幹システムの導入などについては、アストロ数理で開発を可能としている。
料金プランは、サービス開始時は1000万レコードプランの月額利用料金は2万円(税別)のみ。2017年5月に料金プランと新機能「分析データをグラフで可視化できるダッシュボード機能」の追加を予定している。新料金プランでは、3000万レコードプラン、5000万レコードプラン、7000万レコードプラン、1億レコードプランが拡充される。