アシストは2月15日、CRM(顧客管理製品)を提供するセールスフォース・ドットコムとコンサルティング・パートナー契約を締結したと発表した。

活動の第1弾として、アシストはセールスフォース・ドットコムのB2B企業向けのマーケティングオートメーション・ソリューション「Salesforce Pardot(Pardot)」の取り扱いを開始し、アシストグループである、のれんが取り扱うWebコンテンツ管理製品「NOREN」と組み合わせ、顧客企業のマーケティング活動を強力に支援していく。

NORENとPardotの連携イメージ

Pardotは、営業支援アプリケーションであるSalesforce Sales Cloudと一体化したマーケティングオートメーション・ソリューション。営業活動に必要なWebトラッキング、エントリーフォーム制作、メール配信などの機能を備えている。Pardotで見込み顧客の行動履歴や属性に合わせたマーケティング施策をタイムリーかつ効果的に実現し、見込み顧客の情報を営業活動と連携することが可能となる。

Webコンテンツを一元管理するNORENとPardotを連携させることで、Pardotで管理している年齢、性別、住所、興味分野といった顧客属性に応じて、Webサイトに表示するコンテンツを動的に切り替えることが可能になる。

例えば、通信キャリアであれば、シニア向け新機種の案内、学生や家族向けに通信費割引キャンペーン情報の提供など、表示されたコンテンツを見た顧客が、申し込みや購買などのアクションを起こしやすい仕組みをWeb上で実装できる。また、エントリーフォームに関しても、初回来訪者とリピート来訪者で表示項目を切り替えることが可能なため、企業側で情報を取得しやすくなる。

両製品の連携により、コンテンツ作成者やマーケターは、NORENのコンテンツ管理画面からPardotのフォーム一覧画面を呼び出して選択するだけでフォーム付きのWebページを容易に作成できる。ほか、Pardot上で顧客の行動分析を行い、Webサイトの導線を改善したり、より魅力的なコンテンツを作成するなど、Webサイトをチャネルとしたマーケティング施策を強化することが可能だ。

アシストでは今後、NORENとPardotとの組み合わせ提案に加え、他システムとのデータ連携やより詳細な分析が行えるアシストの各種取扱製品との連携も視野に入れ、販売活動を行っていくという。