ソフトバンクは2月13日、働き方改革推進の一環として、社員が最適な働き方で組織と個人の生産性を最大化することを目的に、2017年4月から新たな人事制度を導入すると発表した。
同社は、働き方に関するスローガンとして「Smart & Fun!」を掲げており、ITやAIを駆使し、全社員がスマートに楽しく働くことを目指している。今回の人事制度導入は、その実現に向けて実施するものだ。
同制度は、1万人規模でのスーパーフレックスタイム制導入と、在宅勤務制度の拡充・拡大、全社員に対する「Smart & Fun!支援金」の給付、全社でのプレミアムフライデー実施という計4つからなる。
まず、これまでのフレックスタイム制からコアタイムを撤廃し、業務状況などに応じて始業時刻・終業時刻を日単位で変更できるスーパーフレックスタイム制を導入。組織・個人としてより効率的な時間帯で働くことを可能にすることで、成果の最大化を図る。約1万人の社員が対象だ。
次に、育児期や家族の介護が必要な社員を対象に、週1回利用可能であった在宅勤務制度において、在宅勤務が可能な回数を増加。今後、対象となる社員の範囲を拡大していくため、一般社員へのトライアルを経て全社への適応を目指す。
また、業務効率化により創出できた時間を自己成長機会に投資してもらうため、全正社員に毎月1万円の「Smart & Fun!支援金」を給付する。
そして、経済産業省およびプレミアムフライデー推進協議会が推進する消費喚起施策となる「プレミアムフライデー」の趣旨に賛同し、2月24日から毎月末最終金曜日の午後3時を退社奨励時間とする取り組みを開始する予定だ。