ユニリタは2月10日、クラウド運用における自動化サービス「CloudGear OpsController」の提供を開始したと発表した。

「CloudGear OpsController」は、これまで同社が培ってきたシステム運用のノウハウをもとに、さまざまな業務に対応したスケジュール設定によるマシンの起動、停止、バックアップの作成といったインフラリソースの運用自動化を行い、クラウドサービスの利用コストの最適化を実現するサービス。柔軟なスケジュール設定機能と実行順序の制御機能によって、基幹業務とクラウドサービスの親和性を飛躍的に高められるという。

仮想マシンの自動起動などのアクションを実行するためのトリガーとして、「スケジュール」「httpsリクエスト」「業務の先行関係」「オンデマンド」などを採用。これにより、顧客の用途に合わせた柔軟な自動化を可能にしている。

具体的には、自由なスケジュール設定により、サイクリックな自動化では難しいコストの最適化を実現。また、停止忘れによるコスト増加や、利用状況の適正チェックなどの管理作業が不要になる。

さらに、時間制御や業務終了をタイミングとした仮想マシンの停止を自動化するほか、クラウドベンダーが提供するREST APIを用いた実装が不要なため、メンテナンスコストを削減できる。

まずは、Amazon Web Service Cloudを対象に同サービスの提供を開始し、マルチクラウド運用の自動化・最適化の実現を視野に、段階的に他のクラウドプロバイダーへ提供範囲を拡充していく。

提供価格は、月300アクションで月額2万円から。