コアとアズビル セキュリティフライデーは1月11日、両社の協業により「サイバー攻撃分析ソリューション」をリリースしたと発表した。
「サイバー攻撃分析ソリューション」では、ITシステムに侵入したサイバー攻撃を検知するネットワークセンサ「VISUACT-X」と可視化分析ツール「Analyst's Notebook for VISUACT-X」を連携することで、情報システム部門での初期調査および、セキュリティ専門家による高度な分析とその効率化を実現する。
VISUACT-Xでは、独自技術にてITシステムの内部への侵入を許してしまったサイバー攻撃をリアルタイムで検知するほか、VISUACT-Xで検知したサイバー攻撃関連のログをAnalyst's Notebook for VISUACT-Xに取り込み、侵入後の拡散やサーバ侵害の様子を可視化し、被害状況を把握できる。
ネットワーク監視型を採用しているため、他のシステムと干渉せず、稼働中のITシステムに悪影響なく導入できるだけでなく、他のセキュリティ製品と組み合わせることが可能だ。エンドポイントやゲートウェイ監視などのセキュリティ製品と組み合わせることで、精度の高いサイバー攻撃検知システムの構築ができる。
また、コアでは、2004年から同製品の販売、導入構築、サポート業務を行ってきた実績を有し、それにより蓄積したノウハウをベースに、導入構築サービスなどを付加した独自パッケージである「Analyst's Notebook導入支援プラス」を販売する。
今回、リリースする「Analyst's Notebook for VISUACT-X」は、VISUACT-X専用のデータ取り込み、分析用インタフェースを実装しており、容易な導入作業で運用をスタートさせることができる。