2017年の年頭にあたり、NTTドコモの代表取締役社長を務める吉澤和弘氏は、以下の年頭所感を発表した。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年の社長就任以降、「更なる価値」をお客さまや世の中へ提供しつづけるために、「サービスの創造・進化」「+dの促進」「あらゆる基盤の強化」を3つの柱として、さまざまな取組みを進めてまいりました。
本年は新たな成長に向け「次なるドコモ」を築く非常に重要な年であり、2020年とさらにその先を見据え、「Beyond2020」をコンセプトに掲げた「新たな中期目標」を検討しております。
現在取り組んでいる「サービスの創造・進化」「+dの促進」「あらゆる基盤の強化」の3本柱をさらに磨き上げ、お客さまや世の中へ「新しい価値」と「新しい感動」を提供しつづける会社に変えていきたいと考えております。
特に「5G時代」の到来を見据え、5Gの先進的なサービスやIoT・AIなどの取組みをさらに加速させていきます。今春に予定している「5Gトライアルサイト」では、お台場や東京スカイツリーを中心としたエリアにおいてARやVRなどのコンテンツ配信やスタジアムソリューションの提供などを実現し、2020年に向けた5Gの先進的なサービスをいち早くお客さまに体験いただきたいと考えております。
また、IoTやAI技術のさらなる高度化によってドローンや自動運転をはじめとする新たな取組みにも引き続きチャレンジします。お客さまの生活をより豊かで楽しいものにすべく、さまざまなパートナー企業のみなさまと幅広く連携して、「サービスの創造・進化」「+dの促進」に取り組んでまいります。
「あらゆる基盤の強化」では、引き続き料金サービスの充実に努めるとともに、LTEネットワークの進化による受信時最大682Mbpsサービスを開始します。ドローン中継局および船上基地局などの新たな防災に対する仕組みも積極的に取り入れ、ネットワークの快適性と信頼性の向上に努めてまいります。
ドコモは25周年の記念の年となる本年も、「お客さまサービスの向上」と「企業の持続的発展」の両立に全力で取り組んでまいります。株主・投資家のみなさまには引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。