米Red Hatは12月15日、OpenStackディストリビューションの最新版「「Red Hat OpenStack Platform 10」の提供開始を発表した。

同製品は、OpenStack「Newton」リリースをベースとしており、スケーラビリティの向上、インフラストラクチャ管理の容易化、オーケストレーションの改良を実現する新機能に加えて、ネットワーク性能とプラットフォームセキュリティを強化している。

例えば、自動アップグレード/アップデート(Ceph を含む)、高度なネットワーク構成、高可用性、NetApp から提供される統合ドライバとRed Hat Ceph Storageを使用するManilaサービス経由のファイル共有デプロイオプションなどが提供される。

また、クラウドオペレーターはOpenStack サービスをカスタマイズし、相互に独立して実行とスケーリングを行うことによって、自社のOpenStack 環境をより詳細なレベルで制御できるようになる。

さらに、オプションのオブジェクトストレージ暗号化と使い捨てセキュリティトークンによってセキュリティ対策が強化されている。

今回、新しいソフトウェアライフサイクルが導入され、最大5年間のサポートがオプションで提供される。