Clouderaは12月19日、データアナリスト/データベースアドミニストレータ/開発者向けのトレーニングコースおよび認定試験を刷新したと発表した。

「Cloudera University」ロゴ

新たに拡張が図られたトレーニングは、Apache Impala(incubating)、Apache Spark、Apache Kudu、Apache Kafka、Apache Hiveなどで、現在業界内で要望の高いソリューションとの間に存在するスキルギャップを直接補完できるようになっている。これらClouderaの強力なトレーニングカリキュラムによって、受講者は、実践的な状況に対応できる能力を身に着けることができる。

Clouderaの教育プログラム担当シニアディレクターであるMark Morrissey氏は「Cloudera Universityは、業界を問わず、データプロフェッショナルを育成するための価値あるリソースになっている。ここ数年来、トレーニングに対して先行投資してきた企業は、ビッグデータに対する取り組みから多くの成果を摘み取り、PoCの段階から早々に実業務環境への移行を果たしている。本業界では、今後もスキルアップが大きなハードルとなることに変わりはない。Clouderaでは、このような課題を克服できるよう、Hadoopエコシステムのための世界で最も総合的なトレーニングカリキュラムと認定制度を用意した」と述べている。

Cloudera Universityの新しいトレーニングと認定制度の内容は次の通り。

コース名 概要
最新Clouderaデータアナリスト向けトレーニング SQL開発者が、従来のデータ分析とビジネスインテリジェンスに関するスキルを活かしながら、HadoopやSparkでImpalaやHiveといった最新のオープンソースエンジンを使って、どのようにビッグデータに応用すればよいかを学習する
新規Cloudera認定アソシエート(CCA)データアナリスト認定試験 Impala、Hive、Pigを使用した既存データセットに対するクエリや情報の抽出方法など、SQLアナリストとしてのスキルを計る
最新Spark&Hadoop開発者向けトレーニング 開発者が、Apache FlumeとApache Kafkaを用いてリレーショナルシステムからデータをインポートする方法、Sparkアプリケーションの作成と実行、Spark Streamingを使用した入力データのリアルタイム分析方法などを学習
最新Cloudera認定アソシエート(CCA)Spark&Hadoop開発者認定試験 受験者の標準開発ツール(通常Spark)を使用したデータ投入、新しい値への変換やフォーマット変換の能力を計る
最新Cloudera管理者向けトレーニング Cloudera Managerを使用してHadoopの運用とメンテナンスに必要な全てを総合的に学習する
新規:Cloudera認定アソシエート(CCA)管理者認定試験 CDHのインストール、クラスタのメンテナンス、Cloudera Managerによる基本的なトラブルシューティング能力を計る
新規:Apache Kudu入門トレーニングコース Kuduの基礎、ユースケース、プラットフォームの特長、アーキテクチャの基本的な概念、Impalaを使ったKuduアプリケーションの開発等を学ぶ
新規:機械学習入門トレーニングコース 協調フィルタリング、クラスタリング、クラシフィケーション、アルゴリズムおよびデータボリュームなど、機械学習の概要を学ぶ