EMCジャパンとNTTデータ ジェトロニクスは12月8日、両社の強みを生かしてビジネス展開していくことで合意し、RSA製品の販売代理店契約を締結したことを発表した。

今回の契約締結により、NTTデータ ジェトロニクスはRSA認定パートナーとして、GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)活動を包括的に一元管理する「RSA Archer Suite」の販売と導入支援を開始する。

RSA Archerは、コーポレート・ガバナンスの推進、リスク管理と運用遵守を図るコンプライアンス活動を、企業全体の共通プロセスと情報に基づいて効率的かつ効果的な実施を支援するGRCプラットフォーム。11種類のソリューションに加え、特定の目的を満たすための機能を集めたユースケースと呼ばれるテンプレートが33種類ある。

両社では、銀行をはじめ証券や保険などの金融業界への提案活動を積極的に展開し、既存の顧客に加え、新規開拓にも注力していく。今後、国内において継続的な需要が見込まれるGRC市場の活性化を狙い、国内シェアの拡大を目指す。

また、NTTデータ ジェトロニクスは、金融業務を中心としたコンプライアンス領域でのノウハウと、ICTを融合した高度なコンサルテーション、専門性の高い金融業界向けソリューションの実績を生かし、実践的なコンサルティングを通じて、GRC管理の総合的なソリューションを提案するとしている。