三菱電機インフォメーションネットワークは11月8日、「Value Platform on Demand」のサービスプラットフォームを刷新し、新たなサービスメニューの販売を開始した。
Value Platform on Demandは、SoRに求められる信頼性・品質要件と、SoEに求められるアジリティとトランスフォーメーションを兼ね備えた、エンタープライズ向けのプライベートクラウドサービス。新サービスメニューでは、データセンターのITリソース(サーバ・ネットワーク・ストレージ)の仮想化コンセプトであるSDDC(Software Defined Data Center)化で、柔軟性と俊敏性を強化し、顧客に対して利便性の高いプライベートクラウドを提供する。
同サービスでは、米VMware社のネットワーク仮想化製品「VMwareNSX」を採用。ネットワークの仮想化により、追加されたファイアウォールやVPN接続機能を組み合わせて、お客様がクラウド環境内におけるネットワーク設計を柔軟に行えるようになった。
また、米Dell EMC社のストレージ仮想化製品「ViPR」を採用した。ストレージの仮想化により、さまざまなスペックのストレージ(Flash/SAS/SATAなど)がプール化され、顧客は性能要件に応じて追加・変更をスピーディー且つシステム無停止で行えるようになった。
運用面では、セキュリティー専門要員が24時間365日常時監視を行うSOC運用を提供。高強度なセキュリティーを担保するIP-Sec VPN接続(AES-128bit SHA-2認証)オプションを追加することで、複数拠点から利用するシステムや、オンプレミス環境から移行したシステムの接続方式として、顧客にとって最適なクラウド接続が可能になる。
2017年1月公開予定のポータルサイトでは、仮想マシン単位の管理機能に加え、物理マシン単位での管理が可能になり、仮想サーバの構築はもちろん、仮想ネットワークの設定や物理マシンの稼働管理なども行えるようになる。
提供価格は、仮想プライベートサーバプランが月額5万円から、ベアメタルサーバプランが月額3万円から。同社では5年間の50億円の販売を目標としている。