コンカーは10月24日、AIを組み合わせたマーケティングプラットフォームの構築に向けて、ユーザーベースが運営する企業・業界情報プラットフォームの「SPEEDA」と連携し、実証実験を開始したと発表した。
具体的には、コンカーが実施するキャンペーン情報、内勤電話営業の会話履歴、営業の訪問履歴、案件情報、受注情報、名刺情報などSalesforce、Marketo、Sansanに格納された内部情報とSPEEDAが提供するターゲット業界情報、企業財務情報、ニュース・適時開示情報などの外部情報を組み合わせ、SPEEDAが持つAI技術を活用し、自動ターゲティングに関する実証実験を開始。
これにより、Account Based Marketing(ABM)の高度化、マーケティング・営業効率の飛躍的向上を目指す。ABMとはターゲット企業を定義し、戦略的なアプローチを行うための新しい手法で、さまざまな顧客接点から得られる情報や外部情報を組み合わせ、ターゲット企業が抱える課題や問題点や潜在的なニーズを把握し、最適なソリューション提案を最適なタイミングで多次元かつ連続的に行うためのマーケティング、および営業手法。
ITを活用し「適切なターゲットに」「適切なコンテンツを」「必要とする人に」「適切なタイミング」に届け、顧客体験と満足度向上を図る施策となっている。
実証実験の期間は2016年10月から2017年3月までとなり、プロジェクト体制は、コンカーがマーケティング統括/マーケティングオペレーション/インサイドセールスなど計3名、ユーザベースがコンサルタント/データサイエンティスト/エンジニアなど計4名(ユーザベース)で実施となる。なお、プロジェクトの成果については後日発表を予定している。