fossBytesに10月19日(米国時間)に掲載された記事「Top 10 Disruptive Technology Trends For 2017 That You Need To Know|Gartner」が、GartnerのVP David Cearley氏が発表した2017年における戦略的技術トップ10を伝えた。今後数年間の技術動向を探るうえで興味深い内容となっている。
掲載されている戦略的技術トップ10は次のとおり。
- 人工知能およびより進んだ機械学習技術 - さまざまな技術に対して新しい切り口を与えることになるこれら技術はロボット、自動走行車、コンシューマ向け電子デバイス、パーソナルアシスタントなど広い分野に影響を与えるものと見られる。
- インテリジェント・アプリケーション - パーソナルアシスタントなどのアプリケーションが利用されるシーンの拡大が予想される。
- インテリジェントデバイス - インテリジェンス技術を取り込んだデバイスも同様に利用されるシーンが増えるものと見られる。
- 仮想現実および現実拡張技術 - これら技術は今、正に普及期にさしかかろうとしており、今後数年で成長が期待できる。
- デジタルツイン - 今後より多くの物事がデジタルツインの対象となりさまざまな分野で活用される。
- ブロックチェーンおよび分散型台帳技術 - 今後ますますブロックチェーンおよび分散型台帳技術の普及が予想される。現在はまだ普及よりも前の段階にある。
- 会話インタフェース - 会話でさまざまなものを制御する仕組みが今後ますます普及するものと見られる。
- メッシュアプリおよびサービスアーキテクチャ - モバイルデバイス、デスクトップ、IoTがそれぞれ相互に関連したサービスと連携して動作する。
- デジタル技術プラットフォーム
- アダプティブセキュリティアーキテクチャ
今回の発表では、人工知能および機械学習を利用したサービスが今後ますます重要になるだろうという点が強調されている。こうした技術はサービスの自動化に役立つほか、これまで人が行ってきた業務、さらにはこれまで人間が行ってこなかった業務をロボットやドローンで自動化する用途に利用できるものと見られる。