新本社は、東京ガーデンテラス紀尾井町のオフィスフロアの5階から24階までを利用する。今回、社員食堂「BASE」、社内カフェ「CAMP」、コワーキングスペース「LODGE」、来客エリア、執務エリアを見学することができた。

社員食堂「BASE」、社内カフェ「CAMP」は「1HOUR+」というコンセプトが掲げられている。「BASE」で食事をすることで健康になったり、食事やコーヒーブレイクをしながらコミュニケーションをとったりすることで、新たなアイデアを生み出すなどの「+(プラス)」を作り出すため、低カロリーで栄養バランスの整ったメニューを提供し、コンセプトが異なる5種類のスペースが設けられている。全四半期の業績に合わせて、BASE、CAMP、社外でも利用できるTポイントを付与するという。座席数は800席。

「BASE」と「CAFE」の見取り図

「BASE」では、定食2種類、カロリーを655calに抑えたメニュー、打ちたてのうどん、サラダバーなどを提供

精算は、社員証による決済と交通系ICマネーによる決済を選択できる

「CAMP11」は「FACTORY(287席)」「TINY GARDEN(140席)」「CASUAL DINING(126席)」「SIMPLE MODERN(140席)」「BOOK&DIY(107席)」の5種類の異なるコンセプトのスペースが設けられている

コワーキングスペース「LODGE」では、社員だけでなく、社外の人も利用できる。キッチンやスタジオが設けられているほか、社員食堂とカフェも併設されており、イベントなどにも利用可能。2017年3月末までは利用料金は無料で、それ以降は有料化を含めて未定とのこと。

左から、キッチン、スタジオ

来客エリアは「買う」「調べる」「知る」「集まる」「暮らす」「楽しむ」の6つのキーワードをコンセプトで表現されたスペースとなっている。受付は、東京ガーデンテラス紀尾井町に入居するグループ会社の受付も兼ねている。

グループ会社の受付も兼ねている

来客エリアの床はあえて未完成のデザインとなっている

「集まる」を表現した公園風のミーティングスペース

「買う」を表現したショッピングモール風の会議室

最後の執務エリアには、話題の「机がジグザグ配置」のフリーアドレスが導入されている。社員は私物が入れられる固定のロッカーが与えられているが、どのフロアでも執務を行うことができる。窓際にはミーティングが行えるスペースや1人で業務が行えるスペースが設けられている。

さまざまな形の机がジグザグに配置されている。右側の机は、今回初めて導入されたもので、通称「イソテーブル」

"土足厳禁"のスペース。床に近い高さに座ることで視点を変えることができる

1人で集中して仕事ができるスペースもある

説明会では、一部報道されていた「週休3日」についても言及があった。本間氏は「社内で検討しているのは事実だが、人事制度や評価制度など面で検討が必要」と述べた。

また、川邊氏は「週休3日を導入することで、生産性を上げることを狙っている。当社はデータドリブンな企業になることを目指しており、AIや機械学習で生産性を上げることを考えている。そして、社員には人間しかできないことをやってもらいたい。週休3日にすることで、休みの日は人間らしいことを費やしてもらい、人間が創造性を持った仕事をするための週休3日にすることを目指している。単に休みを増やすわけではない」と語った。