Linus Torvalds氏は7月24日(米国時間)、「Linux-Kernel Archive: Linux 4.7」において、Linuxカーネルの最新版となる「Linuxカーネル 4.7」の公開を伝えた。「
Linuxカーネル 4.7」における主な新機能や変更点は次のとおり。
- サポートARMプラットフォームの追加
- ネットワークスタックの改善
- スケジューラのアップデートとCPU周波数制御機能の改善
- コアブロックコードにおける非同期ディスカードのサポート
- 各種ファイルシステムのバグ修正(EXT4、Btrfs、XFS、F2FSなど)
- AMD x86プロセッサ仮想化機能を利用したKVMのパフォーマンス向上
- DRMドライバの追加と新機能の追加
- Intel DRMドライバのリファクタリングと新機能追加
- AMD Carrizo APU電力関連情報の子細化
「Linuxカーネル 4.7」のリリースは当初の予定よりも少々遅延したが、結局、延期された期間に大きな変更は取り込まれなかった。開発はすでに次のバージョンとなるLinuxカーネル4.8へ向けたものとなっている。
Linuxカーネルに限らずFreeBSDなどにおいてもサポートするARMプラットフォームの増加傾向が続いている。ARM系はさまざまな製品が登場しているほか、オープンソースのオペレーティングシステムはARMプラットフォームにおいても重要な役割を担っている。