Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

インターネットサービス企業のNetcraftは6月22日(米国時間)、「June 2016 Web Server Survey|Netcraft」において、2016年6月のWebサーバのシェア調査の結果を発表した。2016年6月はApacheがポイントを増やし、逆にMicrosoftがポイントを減らした。結果として2016年3月ぶりにApacheのシェアが1位に返り咲いた。

Microsoftはリンクファームサイトが急増したことで2016年4月にポイントが一気に増加。Apacheを超えてシェア1位に躍り出た。しかし、2016年6月は5200万サイトがTengineからApacheに移行したことなどをきっかけに、Apacheのシェアが増加。結果としてMicrosoftのポイントをわずかに上回り、Apacheがシェア1位になった。この2カ月間、ApacheとMicrosoftのシェアは急激に増減を見せているが、今のところ拮抗している。

アクティブなサイトやトップ100万サイトでは今月もnginxがシェアを増やした。Microsoftは全体ではシェアを増やしているものの、アクティブなサイトやアクセスの多いサイトではシェアが低く、そうしたサイトではnginxが強い成長を見せている。nginxはマルチコア/メニーコアでスケールしやすい設計になっており、より多くのアクセスを捌く必要のあるサイトで採用が増加している。

Web server developers: Market share of all sites 資料:Netcraft