NECネクサソリューションズは6月20日、医薬品製造業の業務に特化したという「医薬データ統合分析ダッシュボード」を発表した。販売開始は6月27日。価格は、基本テンプレートが100万円(税別)~。今後3年間で30社への販売を目指す。
新ソリューションは、社内に点在する販売・実消化・営業活動・製造・在庫といった各種データを組み合わせ、全社的な情報利用基盤であるダッシュボード上で可視化し、迅速な経営判断を支援するとしている。
販売実績の精度向上による業務活動への「気付き」の提供、販売計画・生産計画の適正管理による在庫最適化、分析結果のビジュアル化による迅速な経営判断といった特長を持つ。気付きの提供は、販売データと実消化(施設納品実績)データの関係性を提示し、さらに営業活動実績データとの相関関係を導き出すことにより実現するとしている。
また、在庫最適化に関しては、過去3年間の売上実績などの各種トレンド情報を基に販売計画を策定し、全社共有により計画の実行性を高める。さらに、販売計画と生産計画の可視化・分析により、在庫最適化と利益向上を図るという。
さらに、分析結果のビジュアル化では、ダッシュボード上にタイムリーな売上/生産/在庫/原価といった経営情報を可視化。各種分析結果のビジュアル化により、迅速な経営判断を支援するとしている。
なお、実際の利用に際しては別途SI費用が発生するとともに、ウィングアーク1stの「Dr.Sum EA」および「MotionBoard」が必要となる。