日本通運(日通)は4月8日、大阪港発、石島港(中国)向けの輸送サービスとして、新たに陸上輸送と海上輸送を組み合わせた陸海一貫混載輸送サービス「Pusan Cross Shidao」(「プサン クロス シーダオ」)の販売を開始すると発表した。
このサービスは、大阪港で国際海上コンテナに積み込んだ貨物を釜山港(韓国)までを海上輸送し、釜山港~群山港間をコンテナ輸送用トレーラーで陸上輸送。そして、群山港~石島港間を海上輸送するもの。大阪~釜山間の定期高速フェリーと群山~石島間の定期高速フェリーを組み合わせることで、大阪港~石島港間を3日間で輸送する。
入港から輸入許可までのリードタイムが通常のコンテナ船と比較して3日間短縮可能(同社従来比)で、石島はフェリーターミナルと倉庫が隣接しており、迅速な税関手続きができるため、最短で到着当日の午後から引取り可能だという。
同社は、石島港は中国山東省に位置し、華北地区に集まる自動車・電子産業への物流面の新たなゲートウェイとして注目されているため、関西地区~華北地区間の新たな輸送ルートを検討してきたという。