Vivaldi Technologiesは4月6日(ノルウェー時間)、「A New Web Browser for Our Friends - Vivaldi」において、Webブラウザ「Vivaldi」の最新版にして初のメジャーリリースバージョンとなる「Vivaldi 1.0」を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版が提供されている。Vivaldiは元Opera SoftwareのCEOであるJon von Tetzchner氏が率いて開発を行っているブラウザ。現在の主要ブラウザが向かっている方向性と異なり、最終的にユーザーにさまざまな選択肢を提供することを目指している。
「Vivaldi 1.0」に実装されている特徴的な機能は次のとおり。
- 複数のタブを1つのタブに積み重ねてグループ化する「タブスタック」機能およびタブスタックをタイル状に表示する機能
- タブのセットをセッションとして保存する機能
- Webページコンテンツの一部にマークを付けメモとして保存する機能
- コマンドインタフェースからVivaldiのタブやブックマーク、履歴にアクセスするためのクイックコマンド
- マウスジェスチャおよびキーボードショートカット
- スピードダイヤル
- サイドバーにWebコンテンツを表示させるパーソナライズ機能
主要ブラウザの多くはUI/UXのシンプル化を進め、基本機能としては最大公約数的な機能のみを提供し、必要となる各種機能に関しては拡張機能/エクステンション/アドオンといった追加機能で提供する方式をとっている。Vivaldiでは拡張機能を提供するとともに、高いカスタマイズを求めるユーザーが好む機能に関してはデフォルトでブラウザに取り込んで、よりチューニングされた状態でユーザーに届けることを目指している。