IBMは3月31日(現地時間)、Salesforceのトップ・パートナーの1つで、クラウド・コンサルティングおよび実装サービスの分野を手がけるBluewolf Group LLC(Bluewolf)の買収計画を発表した。

Bluewolfは、Salesforceのパートナーの1社であり、米国、ヨーロッパ、オーストラリアの各国に12のグローバル・オフィスと、500人を超える従業員を擁している。また、同社はStanley Black & Decker、Sapa Building Systems、Vodafone Hutchinson Australiaをはじめ、さまざまな顧客のSalesforceプロジェクトを9500件以上成功させた実績を有しているという。

買収手続きは、規制当局の承認など慣習的な完了条件を満たした後、2016年第2四半期に完了する見込みとなっており、BluewolfはIBMグローバル・ビジネス・サービスのInteractive Experience(IBM iX)事業に加わる。これにより同社は、コンサルティング能力を高め、Salesforceソリューションの採用を検討している顧客を支援する。

IBM iXの持つエクスペリエンス・デザインやデータ統合と、Bluewolfが持つクラウド・コンサルティングと実装能力が融合することで、IBMでは1110億ドルと予測されるSalesforceのプロフェッショナル・サービス業界のミッドマーケット市場とエンタープライズ市場双方で独自の地位を築くことになると想定している。