アライドテレシスは3月22日、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の屋内・屋外無線LANアクセスポイント「AT-TQ4400e」の出荷を同月16日より開始したと発表した。価格は税別で19万8000円。
新製品は、IEEE 802.11acおよび従来規格に対応し、2.4GHz帯と5GHz帯を同時使用できる屋外用無線LANアクセスポイント。最新規格のIEEE 802.11acは、11nを超える通信速度を幅広い周波数帯を持つ5GHz帯で利用でき、従来規格より高速な無線通信環境を構築。2空間ストリームに対応し、最大867Mbps(理論値)の高速無線LAN通信を実現する。
単体で5動作するスタンドアローンモードのほか、統合型無線LANコントローラー「Allied Telesis Unified Wireless Controller(UWC)」による集中管理にも対応。アクセスポイントの設置や運用の工数を削減し、UWCの電波管理機能によって安定した無線LANサービスが提供できるという。
また、防塵・防滴性能は保護等級IP67に対応し、対環境性を必要とする屋外や工場などへの設置に適している。建物間など有線の接続が困難な環境での無線LANを使用したLAN構築をはじめ、製品本体を屋外に設置しWi-Fiスポットとして利用や無線ブリッジで建物間をLAN間接続するなど、幅広い用途に利用が可能だ。
さらに、屋外使用のみに制限されている5GHzのW52・W53チャンネル帯(チャンネル数8)に加え、屋内外で利用が可能なW56チャンネル帯(チャンネル数11)に対応。これにより、電波干渉の少ない5GHz帯での無線ネットワークを設計できる。
そのほか、同社の既存アクセスポイントで提供しているアクセスポイントクラスター機能を搭載。複数のAPでひとつのグループを構成し、AP間の設定情報の共有(同期)やチャンネルに自動管理を行う。これにより、複数のAPの設定や運用管理のコスト削減を図れるという。
なお、発売を記念して「TQ4400eデビューキャンペーン」を、4月4日~6月30日(出荷分)まで実施し、期間中の新製品の価格は税別で16万8000円。